RPGツクール2000 のゲームを「ウィンドウモード」で起動する
ツクールプレイヤーにとってちょいちょい困るのが、
RPGツクール2000製のゲームが全画面モードで起動すること。
全画面に移行するせいか起動がもっさりするし、他のことできませんし、マルチディスプレイ環境でもおかしなことが起きたりして困ります。
作者さんが、ウィンドウモードで起動するように配布してくださると助かるんですけどね。
さて、プレイヤーはどうやったらウィンドウモードで起動できるのか、説明します。
1.ショートカットの作成
下の図のように、ゲームの実行ファイル(たいていは「RPG_RT.exe」)を右クリックしてメニューを出し、
「ショートカットの作成」をクリックしてショートカットを作ってください。
2.ウィンドウモードで起動できるようにする
先ほど作ったショートカット「RPG_RT.exe - ショートカット」を右クリックしてメニューを出し、「プロパティ」をクリックしてください。
「リンク先」の部分は例えば「C:\Users\TanakaTarou\Documents\Games\OFF_JP_v1.2.2\OFF_Japanese_Translation_v1.2.2\RPG_RT.exe」となっていると思います。
これの後ろに、「 0 0 Window」と付け加えてください。
つまり、先ほどの例だと「リンク先」が「C:\Users\TanakaTarou\Documents\Games\OFF_JP_v1.2.2\OFF_Japanese_Translation_v1.2.2\RPG_RT.exe 0 0 Window」となります。
なお、付け加えるのは実は「 0 0 Window」でなくとも「 wan nyaa Window」など、なんでもいいんですが、
とにかく、2つ以上の引数を持ってきて、その次に「Window」です。*1
3.相対パスで指定する
さて、ここからはちょっと上級編。
ツクールユーザーの年齢層を考えると、付いてこれない人も出るでしょう。
上記のリンク先は絶対パスです。
これで困るのが、例えばゲームフォルダの場所を変える時や、
はたまたDropbox上に置いて、PCのユーザー名が異なる複数のパソコンからアクセスさせたいとき。
どちらの場合も、絶対パスで指定していては不都合が生じます。
せっかく作ったショートカットが動かなくなってしまうのです。
では、相対パスで指定する方法について考えましょう。
ショートカットで指定するパスを相対パスで指定する方法 - Windows - Project Group
こちらの記事を参考にしました。
今回は、作ったショートカットは、ゲームフォルダの1つ上の階層のフォルダに置いたとします。
今回の場合ですと、
「RPG_RT.exe - ショートカット」があるフォルダに「OFF_Japanese_Translation_v1.2.2」というフォルダもいっしょにあり、
「OFF_Japanese_Translation_v1.2.2」というフォルダの中にゲーム実行ファイル(RPG_RT.exe)があるという構成になっています。
その場合、ショートカットの「リンク先」をこうします。
%windir%\system32\cmd.exe /c start "%cd%" ".\OFF_Japanese_Translation_v1.2.2\RPG_RT.exe" 0 0 Window
また、「作業フォルダ」の項目は空にします。
これで、相対パスでツクールをウィンドウモードで起動できるようになりました。
起動時に一瞬、コマンドプロンプトが立ち上がりますが、まあ、そこは仕方ないですね。