3文字マーケティング用語辞典
Webマーケの人と話すときに、何度聞いても「その言葉ってどういう意味でしたっけ?」と聞いている自分が嫌になってきたので、
覚えるのが苦手な3文字言葉のまとめ。時々3文字じゃないのもある。
自分が覚えていない、もしくは突然アルファベットで言われると思い出せないものをまとめたので、
CVR など、自分がすぐに思い出せる単語は載せていません。
ABCDEFGHI
ASO - アプリストアオプティマイゼーション
意味:SEOのアプリストア版。iOS の App Store や Android の Play Store で、検索に引っかかりやすかったり上位に来たりするために巡らす施策のこと
用例:「検索に引っかかりやすい言葉をアプリ名に入れるのはASO対策のひとつだったが、今ではアプリ名は30文字以内という制限がかかってしまった」
ARPU - アベレージレベニューパーユーザー
読み:アープ
意味:売り上げ ÷ ユーザー数。1ユーザーにどれだけのお金を使わせているか
用例:「無料プランで利用できる機能が多すぎて、ユーザー数は増えたがARPUが上がらない。有料プランに目を惹く機能を追加するか、無料プランの使用できる機能を制限するか迷いどころだ……」
ARPPU - アベレージレベニューパーペイドユーザー
意味:売り上げ ÷ 課金ユーザー数。課金ユーザーがどれだけお金を出してくれているか
用例:「ソシャゲは射幸心を煽るガチャでARPPUを上げていくのが大事。とは言え、あからさますぎると無課金ユーザーが離れてMAU(月間アクティブユーザー)・DAU(日間アクティブユーザー)が落ち込んで、サービスが盛り下がり、最終的には課金ユーザーも離れてしまう」
CPA - コストパーアクイジション (Acquisition)
意味:広告費用 ÷ コンバージョン。顧客獲得単価
用例:「CPAがマーケで予定していた目標より大きく上回ってしまい、今回のプロモーションは大失敗だ」
CPC - コストパークリック
意味:1クリックのコンバージョンを得るためにかけている費用
用例:「Google AdWords は基本的にディスプレイ広告は見られていない、という前提のもと、上限CPCを設定して、クリックに応じて Google へ報酬を支払う仕組みだ」
CPM - コストパーミル (Mille)
意味:広告1000回の表示にかかる費用。mille はラテン語で「1000」
用例:「CTR(クリック率)が 1%、CPCが300円なので、CPMに見立てると、1000回のビューで10クリックとなるので、3000円が費用(=CPM)となっている計算だ。このCPMをeCPM(effective Cost Per Mille)とも言う」
JKLMNOPQR
KGI - キーゴールインディケーター
意味:最終目標に対しての進捗。例としては、最終目標「上半期の営業売上2000万円」という数値に対して、毎週の営業売上がいくらか、というのがKGI。
最終目標に到達するための重要な目標として分解されたものが、KPI(キーパフォーマンスインディケーター)として設定される。例えば「顧客アポイントメント数500件」「新規顧客獲得数200人」といった重要目標を設定し、その数値目標に対する毎週の進捗度合いが KPI となる。
用例:「達成できなかったKPIはいくらかあるが、大口案件の獲得に成功しKGIは達成できたため、社長はご満悦だ」
LTV - ライフタイムバリュー
意味:会員が退会するまでに払ってくれるお金
用例:「弊社は6ヵ月で英語を完璧にするというパッケージモデルだから、Netflix などとは異なり、会員費の値上げをしないことにはLTVを高めづらいという特徴がある」
ROI - リターンオンインベストメント
意味:利益 ÷ 広告費用。マーケティング施策がすぐに効いてくるわけでもないので、これの数値を追うというよりは、「投資に対するリターンの大きさ=ROI」という言葉の定義だけ覚えておくのが良さそう
用例:「広告予算を会社から出してもらうぶん、ROIを高めることは常に意識しないといけない」
STUVWXYZ
SEM - サーチエンジンマーケティング
意味:SEO(サーチエンジンのための最適化)をおこないサイト流入を増やすマーケ施策
用例:
「このたびSEMのプロフェッショナルとして田中さんに参画してもらうことになりました」 「どうも、業務委託の田中です。現状のCPC(1クリックを得るのにかかっている費用)をざっくり計算したんですが、他社と比較すると広告予算を浪費しすぎている印象がありました。リスティング広告に関してはよりユーザーフィットの強く、かつ穴場のワードを狙うことで、CPM(広告1000回の表示に必要な費用)を下げつつCTR(クリック率)を高められるのではと考えています」
TOFU - トップオブファネル
意味:潜在顧客層。購買意欲が上がっていくに連れ、MOFU(Middle)、BOFU(Bottom)と呼び方が変わる。雲の上にいる神様(お客様)がだんだんと地上の商品に近付いていくさまをイメージすると、Top→Middle→Bottomの順を覚えやすい。
ファネルは「漏斗(ろうと)」のこと。参照: https://www.leadplus.net/blog/marketing-funnel.html
用例:「TOFUに対して商品の良さをわかりやすく伝えるために、LPO(ランディングページの最適化)をおこないCVR(サイトを訪れた人の会員登録率)を上げる必要がある」
Upselling - アップセリング(アップセル)
意味:より高いプランを勧めて買ってもらうこと
用例:「アップセルなりクロスセル(他の商品も買ってもらうこと)なりを狙ってARPU(1ユーザーあたりから得られる売り上げ)を上げていくためにも、まずは現在の1プランしかない状況からは脱却したほうがいい」
UU - ユニークユーザー
意味:ユニークユーザー。UUって言われるとわからなくなりがち
用例:「30,000PV(ページビュー=閲覧数)達成したのはいいとして、その中でUUはどのくらい増えてるの?」